【楽譜をスラスラ読むコツ!】「線の音」と「間の音」編
川崎市高津区の鈴木理恵ピアノ教室です。
ピアノを始めたばかりの方や、楽譜を読むのがまだ苦手な方にとって「楽譜をスラスラ読む」というのは大きな目標ですよね。
今回はその第一歩として、「線の音」と「間の音」を理解し、段階的に楽譜の「音」を素早く読めるようになるコツをご紹介します!
1・線の音 と 間の音とは?
五線譜には名前の通り、5本の線があります。この線と線の間には4つの間があり、それぞれに音が割り当てられています。
線の音は、五線の「線上」にある音符が表す音を指します。
間の音は、五線の「線と線の間」にある音符が表す音を指します。
2・線と間を把握する
小さなお子様の場合、まずは1本の線の上におはじきを置き、「線の音」を認識する練習から始めましょう。
次に、2本の線の間におはじきを置いて、「間の音」を認識する練習をします。
次のステップとして、五線譜を使った「線か間か」を素早く答えるゲームに挑戦してみましょう!
例えば、ランダムに並んだ音符を指さして、「これは線?それとも間?」と質問し、答えさせる練習を繰り返します。
最終的には反射的に答えられることを目標とします。
3・五線譜は「線→間→線→間」の順に進む
五線譜では、音は「線」と「間」が交互に現れます。
実際に「線、間、線、間」と声に出しながら、音符に見立てた⚫️を動かしてみると、イメージしやすくなります。
例えば、ド→レ→ミ→ファ→ソと音を読むときは次のように進みます。
・ ド → 線
・ レ → 間
・ ミ → 線
・ ファ → 間
・ ソ → 線
この順番が続きます。このパターンを理解しましょう!
4・「1つ飛ばしの音」を覚えよう
「1つ飛ばしの音」は「3度の音程」とも呼ばれます。
たとえば:
・ ド(間) の3度上↑は ミ(間)
・ ソ(線) の3度下↓は ミ(線)
線と線、または間と間などの「1つ飛ばしの音」を覚えると、音符の関係性をスムーズに把握できます。
5・「1つ飛ばしの音」を五線譜でトレーニング
ト音記号の場合
• 線の音(下から順に)
ミ ソ シ レ ファ
• 間の音(下から順に)
ファ ラ ド ミ
へ音記号の場合
• 線の音(下から順に)
ソ シ レ ファ ラ
• 間の音(下から順に)
ラ ド ミ ソ
「1つ飛ばしの音」を何度も繰り返し読んだり、おはじきをおいたり、弾いたりしましょう!
6・楽譜で実践
実際の楽譜を読む際、音符を1つずつ順番に数えるのではなく、1つ飛ばしの音(3度の音程)を意識して数えると、効率的に音を把握できます。
これにより、音符の動きを視覚的に捉えやすくなり、楽譜を読むスピードが向上します。
「線の音」と「間の音」をしっかり覚えることは、楽譜をスラスラ読むための土台です。
これを理解し、3度の音程や音の進み方を練習すると、楽譜を読むスピードがどんどん速くなります。
ぜひ、今日から少しずつ取り組んでみてくださいね!
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