【ピアノを何年習えばどのくらい弾けるのかな?】4つのタイプ別で!
川崎市高津区の鈴木理恵ピアノ教室です。
ピアノを習い始める前、誰もが「ピアノを何年習えばどのくらい弾けるのかな?」と気になるところですね。
進度は、練習量や目標、やる気によって大きく異なります!
そのため、大きく4つのタイプに分けてお伝えします。
① 全力タイプ
このタイプは、導入時期は毎日1時間程度、その後は毎日数時間ピアノに向かい、ピアノが生活の一部になっています。
発表会を始め、コンクールや様々な舞台に積極的に参加します。
1〜2年間で導入教本を終え、ブルグミュラーへ進みます。
3〜4年目でツェルニーやソナチネ、インベンションに取り組み、ショパンのワルツやその他の中級レベルの曲にも挑戦し始めます。
6〜8年目には、より高度なテクニックが要求されるソナタやシンフォニア、平均律へ進みます。
進度は早く、音楽表現やテクニックも充実していくため、将来の音楽の道も視野に入れられるでしょう。
② 堅実タイプ
ほぼ毎日30分〜1時間の練習が習慣になっているタイプです。
着実に実力をつけていきます。場合によってはコンクール挑戦も可能でしょう。
2〜4年で導入教本を終え、ブルグミュラーへ進みます。
その後は、ブルグミュラーと並行して、ギロックやバッハ小品、近現代曲など幅広いレパートリーを練習します。
5〜6年目にはソナチネやショパンの「小犬のワルツ」などの中級レベルの曲が弾けるようになります。
9〜10年目には、古典派のソナタにも挑戦できるようになり、演奏の幅が広がります。
安定した練習の積み重ねにより、読譜力・テクニック・表現力がバランスよく身についていきます。
③ 1曲集中タイプ
発表会の曲や、好きな曲を1曲集中で練習するタイプです。
少し難易度が高い曲でも長い時間をかけて練習して弾けるようになるのが特徴です。
導入教本には4〜5年かけることが多く、教本の進みはゆっくりです。
一方で、好きな曲に対しては強い集中力を発揮するため、導入教本を終える前でも中級レベルの曲を時間をかけて練習できます。
曲を通して、音やリズム、テクニックを学びます。
曲への情熱から独自の音楽性で、表現豊かな演奏が期待できます。
ただし、楽譜を読む力がつきにくい傾向があるため、補う必要があります。
④ のんびり 継続は力!タイプ
自宅練習時間は少なめですが、毎週楽しくレッスンに通い、ピアノを楽しみとして、のんびり続けるタイプです。
5〜6年間かけて少しずつ導入教本を進みます。
その後、ブルグミュラーを丁寧に3〜4年間かけて学びます。
その後はスケール練習や好きな曲を中心に、マイペースで学び続けます。
9〜10年目で「ピアノ名曲集中級編」の曲を練習できるでしょう。
上達の速さや高い目標達成を求めるのではなく、ピアノを自分のペースで長く続けることを大切にします。
ピアノが日々の生活に豊かさをもたらします。
今回は大きく4つのタイプに分けてご紹介しましたが、実際にはその中間に位置する例えば「堅実タイプ寄りののんびりタイプ」や「全力タイプ寄りの堅実タイプ」などのスタイルもあります。
また、始めは「全力タイプ」受験期は「のんびりタイプ」や、始めは「堅実タイプ」小学生高学年から「全力タイプ」、一貫して「のんびり 継続は力!タイプ」など、それぞれのペースで無理なく続けていくことが大切です。
どのタイプでも、続けることで自分の目指すレベルに近づいていきます。
自分のペースに合わせて、ピアノを楽しみながら進めていきましょう!
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