【ピアノ演奏における目の動きの重要性とトレーニング方法】
川崎市高津区の鈴木理恵ピアノ教室です🎹
ピアノを弾くときに、楽譜を素早く読み取る力はとても大切です。
ピアノの楽譜には、とてもたくさんの音符が並んでいて、演奏中にそれを一つずつじっくり見る時間はありません。
そこで重要になるのが「目の動き」です。
「目の動き」とは、次に弾く音符や音楽記号をサッと目で追いかけることを指します。
目を速く正確に動かすことで、演奏がぐっとスムーズになります。
目の動きがどのように影響する?
ピアノの練習をする際、最初に目で楽譜を見てから手が動きます。
もし目が音符を追うのに時間がかかったり、見失ってしまうと、手が音符に追いつかず、演奏が止まったり、ミスタッチが起こりやすくなります。
逆に、目が先の音符をしっかり読み取れると、手がスムーズに動き、より流れるような演奏ができるのです。
さらに、楽譜に書かれている音符だけでなく、音楽記号や作曲家が指示した強弱、テンポ、アーティキュレーションといった細かい指示も見逃さずに読み取ることが大切です。
これによって、表現力豊かで作曲家の意図に沿った演奏が可能になります。
どのようなトレーニングをするの?
目の動きを鍛えるためのトレーニングは、楽しみながらできるものがたくさんあります。
今回はその中から、お子さんでも楽しく取り組め、簡単で効果的なトレーニングを1つご紹介します。
それは、様々な形や物を目で追いかけながら数を数えるトレーニングです。
具体的には、紙に描かれた丸や三角などの図形や、色とりどりの車、動物、花などを使います。
手を使わずに目だけでこれらを順番に追いかけながら数えることで、視線を乱さず、目の動きを素早く正確にする練習ができます。
さらに、紙を譜面台に置き、ピアノ演奏時と同じ目線の高さや角度で行うのがポイントです。
これにより、実際の演奏中に必要な目の動きが自然に鍛えられ、楽譜を読む際も細かい記号を見逃さずに、スムーズな演奏ができるようになります。
また、このトレーニングは注意力や集中力を高める効果も期待できます。
目の動きを鍛えることは、一見地味に見えるかもしれませんが、ピアノ演奏において非常に重要なスキルです。
楽譜を読む力が向上することで、ピアノの練習がより充実し、演奏の楽しさも広がります。
コツコツと積み重ね、上達を目指しましょう!
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